病気や怪我により以前と同じような生活(作業)が難しくなる場合があります。作業とは、人間が生まれてから亡くなるまでに目的や価値を持って行う活動や生活行為をさします。日常生活活動(食事、更衣など)、家事や仕事、スポーツや音楽・読書などの趣味活動、それを行うのに必要な休養、心身の活動も作業の一つになります。作業療法とは、その人らしい生活(作業)を送れるようにこころとからだを元気にするリハビリテーションです。 当院では19名(在宅部門6名を含む)の作業療法士が在籍し、脳血管疾患後遺症・神経難病・脊髄損傷・骨折や腱板損傷などの整形疾患・廃用症候群等、回復期・維持期・生活期にかけての患者さんを対象に個別性に配慮しながらその方に合わせたリハビリテーションを提供しています。 |
作業療法の支援内容は、病気や怪我による障害と社会復帰に必要とされる能力によって様々に変化します。
障害は、大きく身体的な運動障害(筋力低下・運動麻痺・感覚障害)と認知・高次脳機能障害(注意・記憶・判断力・空間認知など)にわかれます。
社会復帰に必要とされる能力としては、食事、排泄、更衣など毎日の日常生活に必要な動作や家事、仕事、地域での活動などが挙げられます。それらの獲得に向けた心身機能回復支援、動作の指導及び援助、身体の機能を補うための道具(自助具)の提供や実施方法の指導等を行います。
また、運動障害や高次脳機能障害の影響により自動車運転が難しくなることがあります。当院では運転を希望される患者様に対して、認知機能や高次脳機能の検査を行い、地元自動車学校の協力を得て運転の評価を行っております
洞爺協会病院では、地域医療をともに担う作業療法士を求めています。 見学も随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。 採用情報等はこちらをご覧ください。 |